AIとバイオテクノロジーでライフサイエンスの課題解決に取り組むカーブジェン株式会社とインド市場での協働を開始
- jackclaar
- 12 時間前
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Nozomi MedAlliance株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:上田真也)は、カーブジェン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島正和)が推進する感染症診断AI技術のインド市場実装に向けた取り組みにおいて、協働を開始したことをお知らせいたします。
インド展開の背景と目的
カーブジェンは、AI/クラウドベースの微生物推定支援技術「BiTTE®」およびAI画像解析プラットフォーム「CarbConnect®」の開発を通じて、国内外の医療現場におけるAMR(薬剤耐性)対策の社会実装を推進しています。今回の取り組みでは、医療ニーズが高く制度的な複雑さを伴うインド市場において、現地制度の理解、導入戦略の立案、医療機関・行政との連携体制の構築を協働的に進めてまいります。本プロジェクトは、経済産業省関連の助成事業にも採択されており、今後の国際展開を見据えた先行モデルとして位置づけられています。
当社Nozomi MedAllianceは、米国サンフランシスコを拠点とする医療機器インキュベーターTheraNovaとの連携を活かし、日本発スタートアップの米国展開支援を多数手がけてまいりました。本取り組みにおいては、カーブジェンが主導するインド市場展開に向けて、現地制度分析、PoC設計、パートナーシップ形成の面から協働します。
協働内容と連携体制
以下の3点を重点項目として取り組みます:
現地制度・規制対応支援
インド政府のAMR対策政策、診断機器の分類と承認手続き、公的病院との調達制度等を整理し、現地導入に向けた規制対応フレームを構築。
医療機関・行政・研究機関とのパートナーシップ形成
現地主要医療機関や行政機関とのネットワーキングを通じて、PoCおよび社会実装に向けた受け皿を形成。
実証プロトコルの共創と現地企業との連携促進
臨床現場ニーズに基づいたユースケース設計と、インドの現地企業との共同実装体制を検証。
今後の展望
今回のカーブジェンとの連携を契機に、当社は、米国市場展開に向けたスタートアップ支援で培った知見とネットワークを活かし、インドやASEANをはじめとするグローバルヘルスの最前線において、事業展開支援をさらに強化してまいります。特に、薬剤耐性(AMR)や感染症対策といった国際的な医療課題に対して、日本発の技術が現地の制度や医療現場に適合するかたちで導入されるよう、制度調査・実証設計・現地パートナーシップ構築などの側面から、実装型支援を拡充していきます。また、大学・医療機関・企業・商社など多様なステークホルダーとの連携を通じて、国別の制度・市場構造に対応した持続可能な実装モデルの構築と、その国際展開支援に注力してまいります。
今後も当社は、日本発の医療技術が世界中の医療現場で活用されることを目指して、現地課題に即した具体的かつ実践的なハンズオン支援を提供してまいります。
Nozomi MedAlliance株式会社について
Nozomi MedAlliance株式会社は、日本発の医療機器・デジタルヘルス技術のグローバル展開を支援するMedTech専門企業です。米国サンフランシスコに拠点を置く医療機器インキュベーターTheraNovaとの戦略的連携を通じて、米国をはじめとする海外市場への進出支援、事業開発、規制戦略、資金調達など、スタートアップや医療機関に対する実践的かつ伴走型の支援を提供しています。また、海外の革新的な医療技術の日本市場への導入支援にも注力しており、国内外の医療エコシステムをつなぐ架け橋として、医療分野におけるイノベーションの加速を目指しています。
カーブジェン株式会社について
カーブジェンは、プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする先進的な技術を通じて、ライフサイエンス分野における診断支援、研究の効率化、品質管理の標準化・自動化を推進しています。熟練技術者の不足や地域医療の格差といった社会課題の解決に取り組み、正確かつ迅速な結果を提供することで、医療や産業の現場を支援しています。
また、AI技術とデジタルプラットフォームを活用し、研究者や医療従事者の連携を強化。薬剤耐性(AMR)問題などのグローバル課題解決への貢献を目指しています。
東京都主催「Tokyo Social Innovation Tech Award 2024」をはじめ、数々のアワードを受賞。国内外の有力研究機関や産官学との連携によるオープンイノベーションを通じて、未来の医療・研究の共創にも力を注いでいます。
Website:https://carbgem.com/jp/